生徒からよく耳にする言葉。
「頭ではわかっているけど、文章にできない」
ということ。
でも、正直これができないと受験では【オワリ】です。
だって、受験は口頭試問じゃないからね。
問題から正しく理解し、図を【言語化】して文章にできるかどうか
これができないと【記述問題】ができない。
例えば「公民」の金融政策の仕組み。
教科書の図はこんな感じ。
ここに書いてあることを文章に【言語化】できるか。
「文章に」だぞ?
頭の中で、
不景気の時は国債を買うんやろ?
そしたらね、お金が増えるから消費が多くなって景気が戻っていくんやろ?
完璧♪
なわけねーだろ。
どこから国債を買うんだ?どこに売るんだ?そしたらどういう現象が起きるんだ?
なんで国債を使うんだ?てか、まず国債ってなんだ?
図に書いている事柄の
【どういうこと?】
をなくす。
そして、文章で【言語化】する。
景気が上がり続けること、下がり続けることは私たちの生活を不安定にするため、日本銀行は景気の変動を抑える必要がある。景気が上昇している(インフレーション)のとき、日本銀行は一般の金融機関(北國銀行等)に国債を売ることで代金をもらい、一般金融機関が持つお金の量を減らす。そうすると一般金融機関は企業等への貸出金利をあげる。(←銀行は利子が利益なので金利をあげないと収入が減る)それによって、市場に出回るお金が減少し、家計の消費が減少する。また、企業の設備投資も減少する。よって景気が落ち着いていく。
こういうこと。
景気が下がっているとき【言語化】してみ。
国債とは簡単にいうと国が借金するときに発行する債券のこと。
自分たちも投資で国債を買うことができる。企業ももちろん買える。
国債は安全性が高いから、売買しやすい。(←収益性はよくない)
疑問をもった人は調べてみて。
知るきっかけ。
公立入試の出題方法はね。
こんな感じなんよ。
「図を参考にして書きなさい」
「資料2を資料3に関連付けて書きなさい」
って感じ。
そこで勘違いしているヤツは
「え!資料読み取ればできるじゃん!だいじょうぶ~♪」
「だいじょうぶ♪」
じゃねーよ。
受験ナメてんじゃねーよ。
ナメてるやつは
入試本番で
「やばい、どうやって書けばいいかわからん」状態になる。
そりゃそうよ。
そうなりたくないなら、
【甘えるな】
【なめるな】
今の自分の
【できるし♪】
で満足するな。
そのクセがつくと、一生付きまとうぞ。